エンジニアとして開発現場に正社員と非正規社員がいる場合は多いものの、その役割には大きな違いがあるのが一般的である。
正社員は継続的に働いてくれるという性質がある一方で、非正規社員はいついなくなってしまうかわからないという面があるだろう。その点を考慮した仕事の分配が行われているのが通常であり、性質として正社員は中心に立ち、非正規社員は補助を行うという形になりやすい。
正社員のエンジニアは開発の中心を担うだけでなく、その開発が終えられた後の展望も考慮して継続性の高い仕事に携わることになる。必然的に開発の重要な部分を一通り担うことになると共に、テストなどの将来につながる部分についてはほとんどを行うことになるだろう。
それに対して非正規社員の場合には補助を行う形になりやすく、デバッグを任されるケースは多い。その他にもコーディングの補助や開発アイディアの検証の補佐なども任せられる仕事である。
それに加えて、一時的に必要なプログラムの開発などを任される場合もあるが、それが単独で製品として使えるものではない。あくまでメインのプロジェクトを進めるために必要な補助を行うという形での開発になっているのが通常である。
このように中心に立つかその周辺で補助を行うかという形で役割の差別化が行われている現場は多く、エンジニアとしてどのように働きたいかに応じて正社員か非正規社員かを選ぶというのも良い考え方と言えるだろう。