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事実上の定年が早いのは正規か非正規か

金曜日, 7月 14th, 2023

定年は規定上は正規でも非正規でもほぼ同じように定められているが、エンジニアには事実上の定年が存在する。エンジニアとして最前線で現役で働ける状況はいつまでも続くわけではなく、前線を退かなければならなくなると事実上は定年になってしまうだろう。その時期がいつ到来するかはIT業界の中でも分野によって差があるのだ。

ただし、全体的な傾向として正社員か非正規社員かによって異なっている傾向もあるのが事実である。一般的には正社員のエンジニアに比べると非正規社員のエンジニアの方が早く事実上の定年に直面している。最も大きな問題となっているのは職場を変更することであり、新しい職場に慣れられる能力がもはやないと考えられてしまい、仕事が見つからなくなってしまうこともある。年齢を重ねてしまうとだんだんと柔軟性が低下してしまうのは確かだろう。たとえ高い能力を維持しているエンジニアであっても、新しい現場に順応して適切な仕事を的確に行っていける能力があるかというと疑問視しなければならなくなってしまう。

そのため、同じ職場で働き続けている限りは正社員も非正規社員もあまり事実上の定年に違いはないが、契約期間が切れてしまって他の職場に移ろうとすると非正規社員の場合にはそれが定年になってしまう場合もある。正社員として働いておくことでこのデメリットは解消されるが、能力が高いことはどちらの場合にも要求されるので注意しておくよいだろう。

仕事の向き不向き

火曜日, 10月 17th, 2017

エンジニアとして働く上でのモチベーションは成果を上げることであり、自分の能力を存分に発揮できる現場で働くのはその基本である。自分に適した業務にだけ従事していけば確実に成果を上げていくことができるため、高いモチベーションを維持していくのが容易になる。
エンジニアにとって重要なのはいかにして自分に適した仕事を与えてもらえるようにするかであり、自分の能力の特性に応じて適切な働き方を選ぶことも欠かせない。

比較的多能で様々な仕事に対して無難に従事できるという人の場合には、正社員で働くのが向いている。必ずしも全ての業務内容が自分に最適なものであるとは限らないのが正社員の特徴であり、ある程度の柔軟性があることが必須になる。

しかし、人によってはある程度限られた仕事でしか本領を発揮できないという場合もあるだろう。
その場合に適しているのは非正規社員として働く方法であり、必要時に必要な期間だけ企業に雇ってもらえるようになる。
採用されて仕事に従事している限りは適材適所になっているのが一般的であり、自分の能力を活用できる領域が狭いエンジニアほど非正規社員として働くのに向いているだろう。適性のある業務にだけ関われるようにするには適した方法であり、自分のエンジニアとしての引き出しの多さを考えて正社員で働くのにこだわらないというのも賢い考え方である。
ただし、非正規社員として働くときには業務内容の詳細な確認をしてから雇用契約をする必要がある。